みぃ依存症

W不倫中の小心者の40代男です。

妄想みたいだけど、現実。

帰結がどうなるか本人にもわからない。どうなることやら楽しみ!


ゲスなので興味ない方はスルーしてください。

突然の嵐

昨日から夏休みなので、現在に追いつくように時系列に駆け足でこのブログを書いてきた。でも、今日の出来事だけは、今日、書き留めておきたい。



今日は再会してからはじめての外デートの予定。


家を出た直後、みぃさんからのメール。



みぃ「母が倒れました。キャンセルでお願いします。」


・・・


マイ「了解。気にしないで」



これ以上の答え方しかわからなかった。
今日、彼女ご主人はお子たちを連れて1泊で旅行のはず。ぼくもいろいろと段取りをして夕方まで単独で動けるようにしてたのに。


わかったのは、今日は会えなくなったということと、あっという間の別れ話が来たかもしれないということだけ。


さて、今日これからどうしようか?


回れ右をして、帰宅しても家族に不審がられる。少なくても昼時までは時間をつぶさなきゃいけない。

天を仰いだ。
朝から日差しがきつい。暑すぎる。


とりあえず、待ち合わせ予定だった駅までゆっくりと歩いて向かった。
パチンコでもして時間をつぶす予定である。


歩いている途中、また、メール。ちょうど9時。



みぃ「今、母が亡くなりました。△△病院にいます。」



・・・・



ほとんど家族のことは聞いてなかった。


再会してから日も浅いし、ご両親とは27年前に一度自宅に呼ばれたときにあっただけ。


お母さんの体調がすぐれなかったとは聞いていなかった。それは、不倫相手に言う必要のないことだとしても当然だと思う。


でも・・・
メールに「△△病院にいます。」という文章はどういう意味なのか。


家族なら当たり前のことだけど、なんで所在まで教えてくれたんだろう?
そう思った。こんなときに確認のメールをいれるのも非常識だと思う。


しかし、気になる。


もっと非常識な方法を思いついてしまった。


行ってみるか。


幸か不幸か、病院の場所はだいたい知っていたし、会えなければそれでいい。二人きりで会えるタイミングがあれば、彼女の真意と状況がわかる。もし、ご家族と一緒であれば、
一目見て帰ってもいいし。


30分後、急患用入口から病院に入った。見取り図なんか知らないけど、連絡のあった時間と仕事柄いろんな施設を見て回る機会があり、その上、入院の経験も豊富なので、あたりをつけて歩ける。


想像した場所にみぃさんとお父さんと連絡係をしてくれているお姉さんの三人を見つけた。


二人から死角になる場所を見つけ、5分間待つことにした。
その間に気づいてもらえなければ、そのまま帰ろうと思った。


2~3人の病院関係者が僕の横を通り過ぎ、そのうちの1人が彼女の方向へ向かった。彼が横を通ったとき、彼女がこちら気が付いた。


びっくりした表情とともに立ち上がり、ゆっくりこちらに向かってきてくれた。



そこから少し離れた場所の待合ソファーに腰を降ろした。


みぃ「来てくれたんだ。」
マイ「非常識でごめん。」
みぃ「ごめんなさい。ありがとう。突然のことで。家で亡くなったみたいなの。〇〇〇(病名)だったらしいの。」
マイ「そう。前からわかってたの?」
みぃ「ううん。ここ2~3日体調が悪いとはいってたけど。突然のことで、あたし・・」
マイ「お悔やみ申し上げます。何もしてあげられないけど、身体気を付けて・・・」
マイ「こんなときに元気だしてとか言わない。しっかりして、お父さんとお姉さんを支えてあげて。」
マイ「こんなときに顔見せてくれてありがとう。じゃあ、行くわ。」


立ったままのみぃさんの腰を2回たたいて、お父さんたちのところへ戻るように促した。



ふぅ。


病院の外にでてタバコに火をつけた。


他人の親の死に目に会いに行き、不倫相手を励ましてる。なにをやってるんだ、おれ。
病院の駐車場にある花壇に腰かけて、また、考えた。


このことを彼女のご主人やお子たちがしったらどう思うんだろう。
このことを彼女のお父さんやお姉さんがしったらどう思うんだろう。
彼女自身どうおもったんだろう。
このことを自分の家族がしったらどう思うんだろう。
自分は映画の主人公かなにかでもなったつもりのただの自己満足だったんだろうか?


よくわからない。いや、僕とみぃさん以外はヘドがでるほど怒り狂うと思う。


一般的には非常識といわれる行動をしたということ。
既に裏切っている家族をさらに裏切ったということ。
下手をすれば彼女の立場を悪くさせる行動だったということ。


今日の行動は、今の自分の気持ちに対してだけは、素直に従い後悔がなかったといことだけはわかっている。


少しでも何かの縁がある人の死はつらい。
今回はいろんな意味で単純ならざる感情が絡み合っていた。



昼前、医者に止められているお酒を少しの飲んでから帰路についた。


自宅そばのバス停に降りたとき、妻からLINEがあった。



妻「◇◇(ランチ店の名前)ナウ」



顔と心の表情を変え、◇◇に向かった。
そこには妻と子たちが食事をしていた。


一緒にどうぞってことみたいだけど、食べる気になれなった。
水だけ注文し、たわいない家族の団欒を過ごし、一緒に店を出た。


幸い、僕自身退院直後で昼食を抜くことがよくあるので、家族には気取られていないはずだ。


帰宅したあと、少しの緊張と疲れ、それと後ろめたさから、眠剤の力を借りて夕方まで横になった。


夕食までは書斎にこもってスマホの電源もきり、家族とは会わないようにした。


それでも、思い出すのはみぃさんのことばかりだった。
それに今後二人の関係はどうなっていくんだろうかということと。


こんな時でもお腹は空くらしい。
いつもの時間になって子どもが夕食を誘いにきて、家族で夕食を食べた。


入浴後、また書斎にこもり、スマホの電源を入れてみた。


みぃさんからメール3通のメールがきていた。


夜、自宅にお母さんを連れて帰って、お父さんとお姉さんと三人の家族と過ごすこと。
お子たちは明日、旅先から帰ってくること。
告別式は〇〇日〇時から▽▽で行うこと。


それに今日、病院に会いに行ったことへの何回もの謝辞とこれからも話相手になってほしいと・・・・


その繰り返し。



ぼくは彼女のことを本当にどう思っているのだろうか?
彼女はぼくのことを本当にとうおもっているのだろうか?


〇〇日〇時の告別式に公式にはいけない。どうしたらいいのだろうか?